「1回勝ったら、すごくいいなと思ってたんで、2回勝った時は焦りましたよ」
ーー生放送だから、見てる人たちもマシンガンズさんが変わった、という瞬間を共有していたわけですね。
「そうですね。生だから。でも、出てるときはもう夢中なんです。次のこと、次のことがあるので。結局、決勝までいくと、どんどんどんどん時間が縮まっていくんで、それどころじゃなかったですよね」
ーーでも、その状況でエゴサもされていて(※マシンガンズは出番の合間にツイッターで自身の名前で検索した結果をネタに織り込んでいた)
「マネージャーの田中が、悪口がないです、ってあわててましたよね。マネージャー含めて、みんなで悪口言ってないかな、って探して」
ーー決勝まで勝ち上がったところで、皆さんに言われてる通り、燃え尽きたといいますか……。
「あれ以上は出ないです。出ないっていうか、勝つと思ってなかったんで。1回勝ったら、すごくいいなと思ってたんで、2回勝った時は焦りましたよ。決勝どうすんだ、って。もう、てんぱっちゃって」
ーーでも、優勝したと思ってらしたんですよね
「そうでした。ネタやってほっとして、適当なことやってたなーと思ってたけど、帰ったら、金属バットとか三四郎とか超新塾が拍手してて。どんな拍手だと思ったら、優勝した、取ったぞ、やったって言ってくれるんです。
そしたら、だんだん、やっぱり人間弱いもんで」
ーー(一同笑)
「じゃあ記念撮影しようか、って。これ勝ったなと思ってたら、ギャロップが始まって、それが 前半全部が振りに使うネタで。笑い声しないな、と」
ーーそうでしたね。
「待て待て、苦戦してるぞと。チョイス間違えてんだよ。受けてない受けてない、って。そしたら最後、どんってウケて。
俺もみんなに漏らしはじめてたわけです。泣いちゃうかもしれないよ俺、思えば今まで辛かったよ、つって。
それで最後に出た点数が、大会の最低点数だったんですから。ヒザから崩れ落ちた。
袖から聞こえましたよ。みんな笑ってんのが。急にみんな神輿から手離して。でも、よく考えたらそうだよって。
でもね、芸人は言ってました。いやいや、笑ったよと。最高の負け方だよ、と」