「何も残ってなかったから」2度めの挑戦はオフエアに
この頃、若手芸人にとっては冬の時代が訪れていた。
山本「『ボキャブラ天国』が終わって、お笑い自体が低迷期でした。『オンバト』以外に若手が出られるところがなかった」
関「芸人=『オンバト』に出てる人、くらいの感じでしたね」
披露したのはコント「肝試し」。453キロバトルを獲得し、4位に滑り込んだ。
関「これは嬉しかったですね。テンダラーさんとかホーム・チームさんとか、僕らが出る若手ライブでMCをやるような人たちばっかりが出てる番組ですから、ちょっと厳しいんじゃないかと思ってたんで」
だが、幸先のいいスタートを切ったはずの3カ月後、2度めの挑戦はあえなくオフエアに。その理由を2人は「何も残ってなかったから」と振り返る。
関「最初に受かったコントは、それまでの3年間でウケた一軍のボケを20個くらい詰め込んでたんです。そこで使い切っちゃって、二軍のボケしか残ってなかった。だから2回目は落ちました」
山本「それでも一応こちらとしては二番目に自信のあるネタを持っていったんで、“終わったな”と思いましたね」