俳優の田中圭(39)と高梨臨(34)は、テレビ界にとって欠かせない役者だ。2017年のドラマ『恋がヘタでも生きてます』(読売テレビ・日本テレビ系)では「恋がヘタ」な上司と部下として息の合った演技を見せてくれたが、実際のふたりも「お互い似たタイプ」なのだという。似た者同士の2人に、それぞれの「CHANGE」を聞いてみた。【第1回/全3回】
取材当日、猛暑が続くなか「よろしくお願いします」と、田中圭と高梨臨は人懐っこい笑顔と共に取材陣にあいさつしてくれた。田中さんは『ブラックポストマン』(テレビ東京系)、高梨さんは『VIVANT』(TBS系)と人気ドラマへの出演が続くが、シリアスな演技のときとは違う、リラックスした雰囲気でインタビューが始まった。
10月12日より、Leminoで配信される『the FACE 〜100まで愛して〜』(以下、『the FACE』)は、結婚したい男⼥が AI テクノロジーを駆使して100歳の姿から婚活を始め、そのプロセスと彼らの心情の揺れを追う、未来型婚活ドキュメンタリー。
田中圭さんと高梨臨さんはこの番組にMCとして出演。ふたりは2017年のドラマ『恋がヘタでも生きてます』(読売テレビ・日本テレビ系)で初共演したのだが、当時の田中さんは高梨さんから大きな影響を受けたという。
田中「高梨さんは、ごはんを食べにいくのがすごく好きなんです。僕はそれまで、ずっと現場で出るお弁当を食べていて。それこそ1年のうち、350日ぐらいはお弁当。当時は“撮影現場にお弁当があるのに、なんで外にごはんを食べにいくのか分からない”と思っていました。
でも、高梨さんに“忙しいときでもごはんを食べる時間を大事にして、おいしいものを食べたい”って言われて、すごく素敵な考えだなと思って。それに影響されて、おいしいレストランに興味を持つようになりました」