役者をやめてもいいとさえ思うほど気になる仕事

 反響をみるに、次回の開催を求める声も多そうだが……。 

水上「正直、今のところ考えていないですね。次をやるとしたら、何かテーマを決めて描きたいなと思います。でも、今描いているものってたまらないんですよ。人にあげるために描くことが多くて、誰かに贈りものしちゃうので」 

 幼少期から絵に親しんできた水上さんは、SNSで度々公開している料理をはじめ、ピアノや写真、木彫りに映画鑑賞など、幅広い趣味をもつ。そんなアーティスティックな一面ものぞかせる彼だが、役者をやめてもいいとさえ思うほど、気になる仕事があるという。 

水上「木と向き合う仕事がしたいです。木を育てるのもそうだし、加工したり、山を守っていきたい。役者になっていなかったら、林業や農業に従事していたと思います」 

 自然に対して畏怖の念を抱いていると語る水上さん。そう思うに至った背景には、彼が影響を受けた「ジブリ作品」や「音楽家・久石譲」の存在があるのかもしれない。