「終わった……」と感じた夫・宮崎謙介の週刊文春”不倫”報道
金子さんが宮崎から文春砲の直撃報告を受けたのは雑誌が発売される6日前の2月5日のことである。まさに子どもを出産した直後であった。
「最初は“終わった……”って思いました。それまで、市議・県議時代から応援してくれていた人たちはどう思うのかなとか。私がいままで築いてきた“政治家・金子恵美像”が一瞬にして崩れ去ることも恐怖でしたね」
政治家とは有権者から投票をしてもらってなんぼ。だからこそ、他人から虚勢を張ってでも頼られないといけない。
「信頼がないと国会には送り出してもらえない。それが家庭の一番恥ずかしい部分を世の中に知られた。有権者には“なんだ、自分の家庭のこともキチンとできていないじゃないか”って思われる」
その時に感じたことが金子さんにとって「THE CHANGE」となる。
「期待してくれていた人がいるなら申し訳ないとも思います。ただ、出産直後とあって、こちらも支援者の方へと説明にも出向けない。すべてをさらけ出さざるを得なかったあの日、自分は取りつくろわなくても良いんだとも思えるようになりました」
それまではどこかで“完璧な自分”を追い求めてきた金子さん。