「馬が合うんだよね」菅元総理も認める人たらしの天才・宮崎謙介
宮崎が永田町で積み重ねる政治家としては破天荒な行動の数々。その一つ一つが、地方議員出身で政治の世界に浸りきった金子さんにとっては新鮮だった。
「1年生議員なんて国会で言えばペーペーですよ。それなのに彼は、“ちょっと菅さん(当時・官房長官だった菅義偉)のところにお茶飲みに行ってくる”と言って、サッと会ってきたりする。普通、恐れ多くて官房長官の部屋なんてご訪問できませんよ」
そんな菅氏から見ても官邸内の自身の職務室へと遊びに来る若い宮崎は“可愛かった”ようで、私たちの結婚式のスピーチで
「宮崎とは“馬が合うんだよね”とおっしゃっていました。宮崎の人の懐に入り込む力は図抜けているなと感心したものです」
人たらしとしての才を永田町で存分に発揮する宮崎。保守的でもある政治の世界で生き生きと働く彼の姿を見るにつけ、こんな風に立ち振る舞えたらと惹かれるようにもなっていった。
そんな2人は15年5月に結婚。ところが、16年2月18日号の『週刊文春』(文藝春秋)で、宮崎が金子さんの妊娠中に不倫をしていたことが報じられてしまう。