2002年に芸能界デビュー。『セブンティーン』の専属モデルを経て、女優として活躍の幅を広げてきた剛力彩芽。30代を迎え、 実は演じてみたい役柄があるという。撮影裏話から、溺愛中のものまで語ってくれた! 剛力彩芽のTHE CHANGEとは?【第1回/全2回】
主演映画『女子大小路の名探偵』では弟を救うため奔走するナンバー ワンホステスを演じた剛力さん。主な舞台は、名古屋の歓楽街・女子大小路。
──剛力さん演じるナンバーワンホステスの美桜が、連続殺人事件の容疑者となった弟の大夏(醍醐虎汰朗)を助けるために活躍します。出演が決まったときの気持ちは?
「実は、原作小説と映画の脚本を書かれた秦建日子さんが、以前に手がけた『アンフェア』が大好きで……。」
──篠原涼子さん演じる女刑事が難事件を解く、サスペンスものでしたね。
「秦さんの描く強い女性が好きだったので、お話をいただいたときは、うれしかったです。
ミステリーらしく、台本には伏線がいくつも張られているので、何度も読み返しました。そのうちに、これが映画になったら、どうなるんだろうと、ワクワクしましたね」
──剛力さんにとって、美桜はどんな女性ですか?
「人一倍、正義感が強いですね。それから、弟に対しては気が強くて、怖いお姉ちゃんで、平気で“殺すぞっ!”と言い放ちます。 タンカを切るシーンは、すがすがしいくらいでした」
──ふだん、あまり口にしない言葉だと思うんですが、どうでしたか。
「楽しかったですよ。お芝居だからこそ、口にできる言葉ですから(笑)。
でも、美桜にとっては、小さい頃から言い慣れた言葉です。だから、取ってつけたような感じにはならないように、意識しました」
──本当に怖かったですよ。
「でも、大夏のことを本気で憎んではいないんです。愛情が深くて、気にかけているのに、素直に気持ちを伝えられないんでしょうね」