「臆病」は彼を表している言葉ではありつつも、もっといろんな形容詞が隠されている気がする

ーー前回の映像も見たんでしょうか?

「拝見しました。何よりやっぱり、規模がすごかったですね。100人近くの人数がとにかく走りまくる、客席を駆け抜けるシーンというのがすごいなと思って。

 映像でもこれだけ迫力があるから、実際客席にいたらすごいだろうな、と。最近もいろんな舞台を観劇する中で、もしここにジャンヌ・ダルクが客席を駆けていたらこうなるのかな、とイメージしながら観劇するようになって。

 特にこの間、『ジャンヌ・ダルク』を上演するブリリアホールに『スクール・オブ・ロック』を見に行ったんですが、今までの劇場じゃなく、新しいブリリアホールという場所でやると、どういう風に見えるのかな、どんな世界になるのかな、と考えながら見てました」

ーー演出の白井さんとはお話をされた?

「ビジュアル撮影の時に久しぶりにお会いして、役についてとか、時代背景について、いくつかお話しさせていただきました。シャルル7世という役柄は、キャラクター設定には臆病と書かれているけれど、それは彼を表している言葉ではありつつも、もっといろんな形容詞が隠されている気がしていて。

 臆病というとわかりやすいんですけど、もっと細分化された苦悩とか、実の母親へのいぶかりとか、そういう形容詞がたくさん集まっての臆病なのかなって思ったので、僕は台本を読んでこういうキャラクターだと思いました、と白井さんに伝えて、合ってますか? と確認して。白井さんからは、彼はこういうストーリーを辿ってきてるからね、などのご意見をいただいて、そうですよね、と擦り合わせをした感じでした」