唐田えりかと芋生悠はともに1997年生まれ。高校時代に芸能活動に興味をもち、若手女優として地道に出演を重ねてきた。実は10代のころから友人というふたりに、人生における転機、「THE CHANGE」について聞いた。【第2回/全4回】

唐田えりか、芋生悠 撮影/冨田望

――今回の映画『朝がくるとむなしくなる』で、唐田さんと芋生さんは中学生以来久々に再会する同級生の役を演じています。どういったことを意識して演じましたか?

唐田「プライベートでは芋ちゃんとすごく仲がいいので、その雰囲気が出過ぎないようにしなきゃっていうのはあって。

 撮影で、たぶん仲がいい雰囲気が出過ぎたとき、石橋夕帆監督に“あんまりそんなに仲の良さを出さずに、まだ人との会話がそんなにできない距離感でいてほしいみたい”、と撮影の序盤に言っていただいて。“あ、しっかりしなきゃな”って思って演じました。そこは、ふだんプライベートの付き合いがあるのでちょっと難しかったです」

芋生「実際に唐ちゃんとは仲がよくて。ただ、撮影までちょっとしばらく会ってない時間もあったから、実際にも再会って感じだったんです。

 でも、私が演じている加奈子と希(唐田が演じる役)も、久々ではあるんだけどそんな感じがないというか。新たなスタート感もあるんですが、空気感がお互い会うべくして会ってるというか、自然な感じだったのでそんなに意識せずにありのままで演じました」