GACKTに変化をもたらした映画・音楽・マンガ・小説「ショパンというピアニストに出会って」

――覚悟をしたうえで、行動もしなければ意味がないと。

「意味がないというか、最大限努力してやり切ったなら、もし結果が良くなかったとしても、“ここまでやってダメだったなら”と、笑って許せるようになります」

――そうやって自らを更新していくということですね。では、「映画、音楽、漫画、小説、ドラマ、絵画」などの創作物との出会いで、GACKTさんに変化をもたらしたと思うものはなんですか? 

「そうですね。まず映画は、『ブレイブハート』というメル・ギブソン主演・監督の作品を観て、一度しかない人生をやり切ろうと決めました」

(※スコットランド独立のために戦った実在の人物であるウィリアム・ウォレスの生涯を描き、アカデミー賞作品賞を含む5部門を受賞した1995年公開の作品)

――音楽はどうでしょう。

「ショパンというピアニストに出会って、音楽を追求する楽しさを知りましたね」

――漫画や小説も何か挙げていただけますか?

「最近、漫画の『ザ・ファブル』を読んで、声を出して笑うってことの大切さに改めて気づきました。小説だとそうですね、原田宗典さんの『スメル男』が面白かったですね。想像、創造する喜びに気づきました。いろんな作品に触れて、人生観が変わることはあると思います。“もっと頑張ろう”と思うこともいっぱいある。ぜひみなさんも、もっといろんな作品に触れてみてください。感動する作品に必ず出会いますから」