「この一歩を踏まないと、次に展開しないんです」
――若手芸人にも、テレビを目指してほしいと思いますか?
「いや、でもそれは人それぞれだから、絶対にテレビを目指しなさいとは僕も言い切れないですけど。YouTuberで行ける人は行きゃいいし、僕はずっと念頭にテレビがあったから、今回テレビ枠を買いましたけど、別にいいんじゃないですか。一人で企画して自分のやりたいことをやるのは、別にそれでいいわけですから。お金とか稼げるんだったらやったらいいし。
今回、テレビの枠を買ったんですけど、この第一歩って、けっこう重要だと思うんですよ。この一歩を踏まないと、次に展開しないんです。これをやったらどうなるかわからないですけど、全然見られなかったっていう可能性もあるし、おもろかったやん、もっとやろうやっていう人が来るかもしれない。
やらないとそれで終わってしまうけど、やったら絶対もう1回派生が出てくると思う。だから、種まきですよね。そこから何かしらの発展があるはずなんです」
とどまることのない挑戦。ザコシショウさんが踏み出しているのは、常になにかの第一歩なのだ。
1974年生まれ、静岡県出身。2007年にバラエティ番組『あらびき団』(TBS系)でブレイクし、2016年にピン芸人の日本一を決めるお笑いコンテスト『R-1ぐらんぷり』で優勝。また、YouTube『ザコシの動画でポン!』は、登録者数25万人を超える人気コンテンツになっている。2023年12月30日に自身で番組の枠を買い、冠番組『提供ハリウッドザコシショウ』を放送。