俳優・橋本愛。14歳のときの映画『告白』で注目され、17歳でのNHK朝ドラ『あまちゃん』で誰もが知る存在となった。以来、現在までキャリアを重ねてきた橋本さんだが、大きく悩んだ時期があったという。そのTHE CHANGEとはーー。【第2回/全4回】

橋本愛 撮影/有坂政晴

 独特の落ち着いたオーラを持つ橋本さん。しかしこの“落ち着きぶり”が、逆に心のピンチになることもあったという。一体どういうことか? 興味深い話を橋本さんが語ってくれた。

――最近のことで「自分は変化した」と感じた体験はありますか?

「2023年の初めくらいまで、自分が幸福すぎて大丈夫かな? と思っていた時期がありました。とっても幸せだけど、それだと正しくない気がしたんです。この幸せをこのまま感じていていいのかと。頭のどこかで、“これは違うんじゃないか?”と」

――幸せだけど正しくない。

「ちょっと地上にいない感覚みたいな時があったんです。言葉にすると大げさに聞こえると思いますが“天界”にいるみたいな」

――天界!

「(笑)。天界って私は極楽のことだと思っているので、一種の極楽にいた、ってことですね。
 生活は今と何も変わっていないんです。でもなんとなく極楽だなって。抜け出す必要性があるのかどうかも分からなかったんですけど、そこから抜けさせる出来事があって、地上に戻ってこられたんです」