前作との大きな落差

 気持ちを切り替えるのに時間がかかったという小芝さん。『波よ聞いてくれ』では、彼氏にフラれバーでヤケ酒を飲んでいたところ、偶然、居合わせたディレクターにラジオパーソナリティとして抜擢されるミナレを演じた。滑舌の良いマシンガントークが売りで、頭の回転の速さと独特のユーモアのセンスを持つ、思い切りの良い女性キャラだ。

「今までチャレンジしたことのない役柄すぎて、撮影に入る前はすごく不安だったんです。せりふの量も多いですし、この役はしゃべれなくなったらヤバいとか、いろいろプレッシャーもあって。でも始まったらすごく楽しくて、クランクアップした瞬間、“パンッ! 終わった!”って感じだったんです」

小芝風花 撮影/冨田望

 なかなか入りきれなかったのは、今回の役柄との落差もあったようだ。

「今回の役が、社畜で体を壊してしまっている役なので、前作との落差もあったんだと思います。それまでずっとハイでいたのに一気に落ちた役なので、そこで1回、ズーンって沈んじゃったんです」