歌手、実業家として活躍する鈴木蘭々。『ポンキッキーズ』(フジテレビ系)で大ブレイクし、1996年と97年には2年連続でCM女王にも輝いた彼女も2023年で芸能生活35周年。そんな鈴木蘭々の「THE CHANGE」とは?
「明るく元気いっぱい」なイメージを持っている人も多いでしょうが、それだけじゃない思考やライフスタイルがここに――。

お肌の曲がり角が人生の転機にも…

―― 現在は化粧品を作ったりもされていますが、このような生活はいつ頃からになるのでしょうか?

「起業したのは2013年で化粧品の販売を始めたのは14年ですね。以前からものを作ることにチャレンジしたい気持ちがあったのがきっかけのひとつです。

 ただ事務所に所属をしていると実際に行動を起こすことがなかなか難しい一面もありました。友人の中には20代から起業している人もいたし、起業のノウハウをレクチャーしてくれる人も周りにたくさんいたので、30代で事務所を退所したのを機に私も自分で会社を始めました」

―― 化粧品やコスメにもともと興味があったんですか?

「もともと肌は強かったのですが、25歳ぐらいでお肌の曲がり角っていうのがやってきて、大人ニキビが顎のあたりにたくさんできてしまい、とても悩まされました。

 皮膚科にも行ったけど全然治らない。いままでトラブルとは無縁の肌だったので、周りとしては心配の気持ちもあったんでしょうけれども、周囲の視線や言葉がとてもストレスになった時期がありました。

 私の幼なじみは子どもの頃からアトピーに悩んでいたのですが、その子のお母さんはオーガニック商品を扱うお店を経営されていて、その子から肌荒れのときでも使える化粧品を紹介してもらったんです。それがとてもよくて、そんなことがきっかけで、自然派の商品や成分などそういったものに興味を持って使う物への意識が変わっていった感じです」

13歳でスカウトされて芸能界入り!

―― 芸能界に入ろうとしたきっかけはなんだったんですか?

「スカウトです。子どもの頃から松田聖子さんに憧れて歌手になりたいと思っていました。卒業文集にはアイドルになりたいとも(笑)。13歳でスカウトされて晴れて事務所には所属しましたがCMオーディションにも受からず鳴かず飛ばずで。アイドルといわれるにはだいぶ遅咲きで18〜19歳くらいから仕事が忙しくなり始めた感じでしょうか。しかも正統派アイドルというよりはバラエティ寄りでしたね」