フリーアナウンサー加藤綾子さんそっくりの顔に、タンクトップの裾からハミ出た鏡餅のようなお腹の肉を揺らすーーいちど見たら忘れられないギャップを持つ芸人、餅田コシヒカリさん。相方は、ネタ作成者にもかかわらず、究極の“じゃないほう”な存在感を発揮する小野島徹さん。男女コンビ、駆け抜けて軽トラのふたりに聞く、THE CHANGEとは。【第1回/全5回】

駆け抜けて軽トラ(左から小野島徹、餅田コシヒカリ) 撮影/三浦龍司

「駆け抜けて軽トラ」という単語を聞いて、すぐにそれがなにを意味するのかわかる人は、お笑い好きだろう。では、「餅田コシヒカリ」といえば? 多くの人がすぐに「カトパン」を連想するのではないだろうか。

 元フジテレビ、現フリーアナウンサー加藤綾子さんに顔がそっくりのかわいらしいふくよかな女性ーー餅田コシヒカリさんがいま、目の前に座っている。その隣に座るメガネの細身男性は、餅田さんの相方である、お笑いコンビ「駆け抜けて軽トラ」の小野島徹さん。小野島さんこそ、「自称カトパン似芸人・餅田コシヒカリ」を生み出した張本人であり、餅田さんの人生をCHANGEさせたのだ。

小野島徹さん(以下、小野島)「前からちょこちょこ“似ている”と言われていたんですが、それを“どうにかしてくれ”と会社から言われて。それでコンビを組まされたんです」

 それまで、ほかの相方とコンビを組んでいたという餅田さん。ピン芸人だった小野島さんは、お互いの所属事務所である松竹芸能から司令を受けたのだった。

餅田コシヒカリさん(以下、餅田)「それまでは、真正面から“カトパンです!”みたいな感じでやっていたんですよ」

小野島「それで、“まずは角度を決めよう”というところから始まりました」