さらなる転機は、先輩モデル・小森純との出会い

「それをきっかけに『Popteen』という雑誌に出していただくようになったのですが、次の転機はそこで出会った小森純ちゃんです。仲良くさせてもらっていた純ちゃんから、ある日、”私と一緒にバラエティ番組に出てくれない?”と電話がかかってきて」

 その番組こそが、鈴木の初めてのテレビ出演となった、2011年2月に放送された明石家さんまが司会を務めるトークバラエティ『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)だった。

「私が23歳の頃でした。純ちゃんのお友達として番組に出演したのですが、たしか2人してお互いのことを”すっぴんがめっちゃブスだよね””いや、そっちのがブスだし”ってディスり合った記憶が……。でも、それでその日の『踊るヒット賞』に選ばれたんです」

 その2か月後には再度、同番組に出演。2度目のオンエアで「新おバカ女王」に輝くと、それをきっかけに鈴木への番組出演オファーが殺到した。

「テレビのお仕事が1年間で360本以上も決まりました。それまでは事務所に所属していなかったのですが、さすがにもう1人ではスケジュール管理ができなくなって。それで今の事務所にお世話になることにしたんです」

『踊る!さんま御殿!!』への出演後の大反響に周囲は驚くばかりだったそうだが、当の本人は、そんな状況もどこか楽しんでいたようだ。どこまでも自然体で、軽やかに、鈴木のサクセスストーリが幕を開けたのだった。(取材・文/小嶋美樹)

鈴木 奈々(すずき なな)
1988年7月9日生まれ、茨城県出身。高校3年生のときにモデル・益若つばさの握手会に参加したことがきっかけとなりデビュー。ファッション誌『Popteen』『EDGE STYLE』などの専属モデルを経て、現在はタレントとしても幅広く活躍中。