ＳＮＳは生存確認!?
人気モデルとして忙しく働いていた時代に比べ、ＳＮＳもどんどん進化してきた。本人はアナログ人間だというが、ママとなった現在も公式インスタグラムは２８万フォロワーを超える。
「インスタもマメに上げるようにはしてるんですけど、もうあまり仕事をしていないので上げる内容もないですし、子供の写真しかない！(笑)。でも子供の写真ばっかり出したとて…というのもありますし。
プライベートのインスタは結構やるんですけど、オフィシャルってやっぱりいろいろとあるので。ＳＮＳの闇っていうのもありますからね。私はあんまり気にしたことはないんですけど、たぶん、闇にはまってやめようと思ったんじゃないかなっていう友達も何人かいます。
けっこうマメに上げてた子が全然上げなくなったりすると、なんか心配になって、ちょっと連絡してみたりとか。もう友達同士の会話の一部というか、生存確認みたいな、最近上がってないけどどうしたんだろうみんなって感じで見てます。ＳＮＳが上がったのを見て、よかった、元気なんだね、みたいな感じです」
ＳＮＳといえば、数年前に田中とともに雑誌『Ｓｅｖｅｎｔｅｅｎ』の黄金期を支えた、鈴木えみ、榮倉奈々、木村カエラ、尾崎紗耶香が集い、その時の写真が投稿された。彼女たちを見て育った同世代の読者たちから歓喜のリアクションが沸き起こり、大きな話題となった。そんな彼女たちもみんな母親となっている。
子育てをしながら、モデルの仕事を受けるにはハードルがあるようだ。
「今も仕事はちょこちょこやってるんですけど、昔と比べたら本当に全然働いてないって感じです。まだ幼稚園とか保育園の時間があるので、オファーがあった仕事を事務所の人と相談して、どうするか決めています。ちょっと長時間だと受けづらいっていうか、本当にたまにちょっとロケが押すから、どうしてもっていう時とかはシッターさんにお願いしたりすることもありますけど、夜とかはやってないです。小さなお子さんのいるモデルさんたちもみなさん、同じ感じだと思いますよ」
デジタル化の波やＳＮＳの発達は、カリスマモデル・田中美保にとっても仕事やプライベートにさまざまな変化をもたらしたようだ。いつもポジティブな彼女らしく、明るい笑顔で語ってくれた。
田中美保（たなか みほ）
1983年生まれ。東京都出身。ファッションモデル。小学4年生のときにスカウトされデビュー。『Seventeen』『non-no』『mina』『mini』など人気ファッション誌でモデルとして活躍。そのファッションやヘアスタイルは「美保カジ」「美保ショート」などとも呼ばれ、同世代の女子たちに圧倒的な支持を得る。プライベートでは、2012年、プロサッカー選手の稲本潤一氏と結婚。二人のお子さんを育てながら、現在もモデル、タレントとして活躍中。
