視聴数2位はずっとメキシコだった

寺内「Qの視聴数でみると、今は1位がもちろん日本で、2位がアメリカなんです。でも少し前まで、ずっと2位はメキシコだったんですよ。今は3位なんですけど、それでも不思議ですよね。他に人口の多い国はたくさんあるのに。もしかするとメキシコの人には、Qが凄く面白い異文化体験に見えているのかもしれません」

中谷「これからもQはまだまだ続くのでしょうか」

寺内「いまセカンドシーズンなんですが、あと4本でいったんセカンドシーズンが終了します。中谷さんはラストはどんな作品がいいですか」

中谷「なんちゅう質問してるんですか(笑) ちなみにファーストシーズンのラストは…」

寺内「『ラストカウントダウン』ですね。あの時は、ファーストシーズンの最後なので、それまでの動画に対する答えがある程度出るんじゃないかと期待されていたんです。でもまったく違うものを作りました(笑)」

中谷「いいんですよ。僕も答えは求めてないですから。もちろんセカンドシーズンのラストもそうじゃなくていい。たとえば、ファーストシーズンの最初の話につながって輪になるとか…でもそれじゃ綺麗すぎるか。
 とにかく、セカンドシーズンのラストなら、「何してんねん!」と言わせて欲しいですね(笑)」

寺内「そう言ってもらえると自信が湧きます。まさにQはそういうことをやってきたし、やりたいので」

中谷「これからも楽しみにしています!」

中谷祐太(なかたに ゆうた)
吉本興業所属のお笑い芸人。阪本匠伍と「マユリカ」を結成し、テレビやラジオなどで幅広く活躍。M-1グランプリ2023」ではファイナリストになった実力派。22歳の時には小学館の新人コミック大賞において佳作を受賞した経験もある。

寺内康太郎(てらうち こうたろう)
映画監督、脚本家。「フェイクドキュメンタリーQ」のメンバー。作品に『境界カメラ』シリーズ、『監死カメラ』シリーズ、『心霊マスターテープ』シリーズなど多数。また、テレビ東京のフェイクドキュメンタリー番組『TXQ FICTION』や『行方不明展』の制作にも携わっている。