自分の意志に反する、自分がやりたいことと真逆なことはしたくない

ーー10代からご活躍されてきた剛力さんのキャリアと重ねて、リンクする部分はありましたか?

「飛鳥さんってめちゃめちゃ優等生で、真面目で一生懸命で、コツコツやっていくタイプだと思うんです。私も、自分で言うのもなんですが真面目なタイプではあると思うので、そんなところは意外と似ているのかな」

ーークラッシュ・ギャルズとしてレコードを出すという話が持ち上がったときの飛鳥さんのセリフに、「うちの仕事はプロレスだよ」ってありましたからね。

「そうそう。あの真っ直ぐさがめちゃめちゃ好きです。かっこいいですよね」

クラッシュギャルズとして歌うライオネス飛鳥(剛力彩芽)と長与千種(唐田えりか) Netflixシリーズ『極悪女王』より

ーー一方で、全日女子プロレスの社長・松永高司(村上淳)さんは、「結局は好きなように生きた奴が勝ちなんだよね」と言っていました。

「実際はそうなんでしょうけど、何とも言えないですよね。ちゃんとルールを守ってきた人が損をするのは嫌だなと思うし。ルールを破ってまで勝つというのは、正直複雑でちょっと悔しい。だからって、自分の意志に反する、自分がやりたいことと真逆なことはしたくないなって思います。最終的に、自分に対して“勝った”と思えるんだったらいいのかな。自分の“好き”には真っ直ぐでいたいなっていうのはありますね」

(つづく)

剛力彩芽(ごうりき・あやめ)
1992年8月27日、神奈川県生まれ。O型。T163。2008年から13年まで女性誌『Seventeen』の専属モデルとして活躍。2011年にドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』で本格的に俳優デビュー。以降、多くのドラマ、映画、舞台、バラエティ番組、CMなどで幅広く活躍中。最新作にドラマ『夫婦の秘密』『クラスメイトの女子、全員好きでした』、映画『私が俺の人生!?』などがある。10月5日よりレギュラーラジオ ニッポン放送「GaiXer presents 剛力彩芽は未来を編む 」がスタート。また4度目の上演となる舞台「No.9-不滅の旋律-」が12月21日より開演。

(作品情報)
Netflixシリーズ「極悪女王」
心優しき一人の少女がルール無用の極悪プロレスラーになっていく姿を描く。全国民の敵と呼ばれた最恐ヒールの知られざる物語。
企画/鈴木おさむ  脚本/ 鈴木おさむ 、池上純哉
監督/白石和彌
出演/ゆりやんレトリィバァ、唐田えりか、剛力彩芽ほか
Netflixにて独占配信中
【公式HP】 https://www.netflix.com/jp/title/81351263