Netflixシリーズ『極悪女王』で熱演を見せる剛力彩芽さん。女子プロレスを舞台にした本作では、「今まで出会ったことのない体」に。超絶話題作の裏側を直撃しました!【第1回/全2回】

剛力彩芽

ーー1980年代、女子プロレスで“最凶ヒール”を誇ったダンプ松本さんの生き様を描いた話題作『極悪女王』に出演されています。

「今回はオーディションを受けて決まったんです」

ーーなぜ、このオーディションを受けようと?

「2021年の秋頃だったんですけど、この作品のお話を耳にして。企画が鈴木おさむさん、監督が白石和彌さんって聞いて“絶対面白いじゃん!”って。ちょうど、私も前の事務所から独立したタイミングでしたし、20代最後の年でもあったので、自分にとっても“締め”になるという意識で、受けてみようと」

ーープロレスと剛力さんとは、なかなか結び付かないですね。

「でしょ。私のイメージには、たぶん誰も、1ミリもないと思うんですよ(笑)。そこにあえて挑戦することで、自分の中でも何か変わるんじゃないかなって思ったんです」

ーー演じられたのは、当時、女子プロレスを牽引した一人、ライオネス飛鳥さんです。

「ご本人にどう映るか不安というか、緊張がありました。オーディションのときに“今まで出会ったことのない体になりますよ”ってプロデューサーに言われたんですけど、実際に体作りをやってみたら、もう大変で」

ーー具体的に何をされたんですか?

「基本的には食べる。一日3000キロカロリーを摂るのが目標でしたね。バランスのいい一汁三菜みたいな感じでしたが、もともと、お肉をあんまり食べなかったので、とにかくお肉を食べました。プラス、トレーニング。撮影に入る半年前くらいから、週3でウェイトトレーニング、週2でプロレスの練習をやっていました。結果、10キロ増えましたね」