大学卒業後の行き先は?
「アマ13冠・中村泰輝」の大学卒業後の行き先が話題になる中、泰輝が選んだのは、元横綱・稀勢の里が創設した二所ノ関部屋だった。
「大相撲に行きたいという思いは、子どもの頃からありました。
だから、周りのいろいろな方に意見を聞きながら、かと言って人に左右されないで、自分で選んだ部屋が二所ノ関部屋です。
入門の1年ほど前に、部屋が茨城県阿見町に新しく建設されて、その環境がとてもすばらしかったことも理由の1つ。周囲に娯楽施設がほとんどないので相撲に集中できるし、何より師匠(二所ノ関親方)に指導していただきたいと思ったのです」
アマチュアからプロの世界へーー。
泰輝の相撲人生は、大きく舵を切った。
(つづく)
大の里(おおのさと)
二所ノ関部屋所属の力士(本名:中村 泰輝)平成12年6月7日生まれ。石川県河北郡津幡町出身。身長/192.0cm、体重/182.0kg
初土俵は令和五年五月場所、同年九月場所に新十両、令和六年一月場所で新入幕を果たす。同年3月場所に平幕で初優勝、そして9月場所では関脇として13勝2敗で優勝し、大関昇進を果たした。