芝くんを取られなくてよかったです
ーー芝さんを横取りしようとする人の存在に、ハラハラしたりも?
ともしげ「ハラハラした時期もありましたけど、よかったです、取られなくて」
ーー芝さんがほかの人になびかなかった理由は、なんだと思いますか?
ともしげ「僕も変なんですが、西くんっていうのも相当変だったので、それで助かったのかもしれないです」
芝「西くんの話で時間使うなよ」
ともしげ「僕はとにかく、“ともしげと組んだら売れない”という死神みたいなことを言われていましたし」
芝「相方がネタを作っていたんでしょうけど、その人が作ったネタには、絶対にならないから。たぶん、それがみんな若いうちは結構キツいんじゃないですかね」
ーー型にはめようとすると難しいと。
芝「“『あいうえお』と言ってくれ”ということくらいはできると思うじゃないですか。それができないから」
ともしげ「次元が違うんでしょうね。僕は僕でやりたかったんですけどね」
ーー芝さんが、ともしげさんに対して「思い通りになる人じゃない」と気づいたのはいつ頃でしたか?
芝「結構すぐでした。お笑いを辞めていたときになんとなく思いついていたネタがあって、それをともしげと組んだときに"合いそうだな”と思ってやってみたら、ハマリが良かったので、ああいけた、と思いました。ともしげとは友達期間もなくコンビを組んだから、何ができるのかをいっぱい見ていかなきゃいけないと思っていましたね」