現在配信中の、いまだかつてないバラエティ番組『鬼のドッキリで涙』(DMM TV)で、地獄のようなドッキリに見舞われるモグライダー芝大輔さんとともしげさん。これまでふたりは、幾度となくコンビ解散を経験し、唯一無二の相方にめぐりあった。長い地下を経験し、2022年にブレイクタレントランキングで1位にランクインしてから、多方面で勢いを増し続けるふたりの、THE CHANGEとは。【第4回/全5回】

モグライダー 撮影/松野葉子

 2009年初頭に結成し、ライブシーンでその名を轟かせた一方、2021年に『Mー1グランプリ』で決勝進出するまでは「時間がかかった」と話すモグライダーの芝大輔さん(41)とともしげさん(42)。特に危機的状況に陥ったのは、2020年から2021年にかけてのコロナ禍だった。仕事も、精力的に出演していたライブもなくなり、その間に第7世代が勢力を増し、「完全に行くところがなくなった」(芝さん)と振り返る。

ともしげさん(以下、ともしげ)「僕は当時カラオケやでバイトをしていて、バイト先からも“来ないでくれ”と言われて、家にいるしかなくて」

芝大輔さん(以下、芝)「僕は子どもが生まれたばかりだったので、"これはヤバいかもなー”という感じでした」

ともしげ「本当になにもやることがないから、芝くんと公園で日中ちょっとだけ会って話すというのを何回かやっていましたね」

ーー公園で?

ともしげ「お金もないし。店に長居できるような時期じゃなかったし」

「誰も外に出ていない時期だったので」