『Ｍ-１』は“オンバトに出てる人が出てる大会”という認識

「『Ｍ-１』のことは、“オンバトに出てる人が出てる大会”っていう見方をしてました。中川家さんとかますだおかださんとか、『オンバト』で活躍していたじゃないですか。そりゃおもしろいよな、って感じでした。逆に、麒麟さんが２００１年の『Ｍ-１』の後に『オンバト』に初めて出たんですよね。そのときに“Ｍ-１ファイナリストの登場だ”って紹介されてて、“あ、そういう感じで言うんだ”と思ったのを覚えてます」

　高校卒業後、芸人になることを念頭に大学進学のため東京へ。そして大学を出た後は就職せず、中学・高校の同級生だった河本太とコンビを結成。２００８年から、事務所に所属しないフリーの芸人として活動をスタートする。

「いちばん出てみたかった番組はやっぱり『オンバト』でしたね。正直、『Ｍ-１』より『オンバト』に出たいと思ってました」

（つづく）

文＝斎藤岬

井口浩之（いぐち・ひろゆき）
１９８３年５月６日生まれ、岡山県津山市出身。中学・高校の同級生だった河本太と２００８年にウエストランドを結成。『Ｍ‐１グラプリ ２０２２』優勝。現在のレギュラー番組に『耳の穴かっぽじって聞け！』（テレビ朝日）。ＷＥＢメディア「お笑いナタリー」にて「今月のお笑い」連載中。

ＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「ウエストランドのぶちラジ」https://www.youtube.com/channel/UCzl4h03AILVdySSbw6hREhg