遠藤憲一が入れ替わってみたい相手は“自身を最もよく知る”相方

──もし、遠藤自身が誰かと入れ替わってしまうとしたら?

「これ、言ったら怒られちゃうかもしれないけど、女房ですね。日常、よく注意されるので、女房目線で見たオレはどういう状態で何がダメなのか、彼女が心の中でどう思っているのか、見てみたいです」

 そう言って、取材に同席している妻にチラリと目をやる遠藤。そう、遠藤憲一のマネージャーは、長年連れ添ってきた妻なのである。

「女房がマネージャーになってくれたことが、オレにとって最大のTHE CHANGEです。誰よりもオレのことを理解してくれているから、理屈じゃなくて直感で“これは絶対にやったほうがいい”とわかるし、彼女が勧めてくれた役は必ず、良い作品になるんです」

 夫婦の二人三脚が始まってから、朝ドラ『てっぱん』『わろてんか』(ともにNHK連続テレビ小説)の父親役、バラエティ番組への出演、言わずとしれた『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』の海老名役、そして『民王』と、強面だけどチャーミングな“エンケンさん”の快進撃が幕を開けることになる……。

アイドル顔負けのかわいさ……! 遠藤憲一 撮影/冨田望

遠藤憲一(えんどう・けんいち)
1961年6月28日生まれ、東京都出身。1983年にドラマ『壬生の恋歌』(NHK)でデビューし、2009年に『湯けむりスナイパー』(テレビ東京系)で連ドラ初主演。俳優、声優、ナレーター、脚本家として活躍している。主な出演作は、ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)、『私のおじさん〜WATAOJI〜』(テレビ朝日系)、『バイプレイヤーズ』シリーズ(テレビ東京系)、『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』(フジテレビ系)、『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)、映画『赤羽骨子のボディガード』(2024)『スオミの話をしよう』(2024)など多数。

ドラマ『民王R Inspired by 池井戸潤』
2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された、池井戸潤原作のドラマ『民王』。前作では、現職総理大臣とその息子の心と身体が入れ替わったが、今回、総理大臣・武藤泰山と入れ替わるのは、なんと全国民!

毎週火曜 よる9時〜 テレビ朝日系で放送中
出演:遠藤憲一、大橋和也、あの、山時聡真、満島真之介、山内圭哉、溝端淳平、金田明夫、岸部一徳 ほか