映画やドラマ、舞台など幅広いジャンルで活躍を続ける伊原六花。高校時代に出場した「日本高校ダンス部選手権」で自身がセンターを務めたバブリーダンスで一躍、日本中から注目を集めた。高校卒業後は本格的に俳優の道を進み、2018年に『チア☆ダン』(TBS系)でドラマデビュー。2023年放送のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』では趣里演じる主人公・福来スズ子の後輩秋山美月役を好演し、お茶の間の人気を集めた。そんな彼女のTHE CHANGEとはーー【第1回/全3回】
ショートヘアが魅力的な伊原六花さんだが、高校時代はロングヘアで2017年に「日本高校ダンス部選手権」で発表した「バブリーダンス」で注目を集めた。元々、伊原さんは4歳からバレエを習っていた。
「私には二つ上の姉がいるんですけど、姉が出来ることは私も出来るという考えがずっとありまして(笑)。姉がバレエを始めるんだったら“私もやる!”という感じで始めたんです。だから、バレエに惹かれたというよりは、姉と同じことがしたかったんだと思います」
小学2年生の頃になるとバレエを辞め、歌とダンスと演技への道に進んだ。そのころ、シンデレラをモチーフにしたミュージカルを鑑賞し、絵本でしか知らなかったシンデレラの世界を実写でも表現できるということに衝撃を受けた。4年生くらいのときにミュージカルを初体験。題目は『青い鳥』で演じたのはミチル役だった。
「小学生なので一応、習い事ということになると思うんですが、そういう感覚があんまりなくて…。学んでいるというよりは、趣味とか娯楽という感じで、わりと楽しんでやっていました」