橋本環奈とのW主演映画『小説の神様 君としか描けない物語』でやり残したこと
目標の通り、2014年に19歳でEXILE PERFORMER BATTLE AUDITIONに合格し、岩田剛典さん、白濱亜嵐さん、世界さんとともにEXILEに加入した。並行して『HiGH&LOW』シリーズなどドラマや映画で演技の経験を重ねる。
そんな中、ある映画で「やり残したことがあります」という。
「橋本環奈さんとのW主演で『小説の神様 君としか描けない物語』(2020)という映画に出演させていただきました。久保茂昭監督自ら指名してくれた作品だったので、ヒットさせたかったし賞もとりたかったんです」
演じた千谷一也は、中学生で作家デビューをするも自分を見失ってスランプに陥っていた高校生作家。橋本環奈さん演じるクラスメイトで、ヒット作を連発している売れっ子作家の小余綾詩凪と一緒に小説を書いていく役どころだった。
「一也はそれまで演じた人物の中でも一番暗い性格をしていて、僕とは正反対でした。だから事前に詳しく取材もしましたし、橋本さんや監督とも何度も話し合って、ていねいにつくっていった一作です。それに高校生や大学生の役を多くもらってきたので、学生の役はこれを最後に卒業しようと、それだけの思いを懸けたんです」