デビューから今年で40年。一世を風靡(ふうび)したおニャン子クラブのメンバーとして芸能活動をスタートさせ、卒業後は俳優として多くの映画やドラマで活躍する一方、バラエティ番組にも進出。さらには2020年には小説を書き始めるなど、幅広い活動を続けてきた国生さゆりさん。多くの変化に富んだキャリアでのCHANGEを聞いてみた。

国生さゆり 撮影/有坂政晴

 今年でデビュー40周年を迎える国生さゆりさん。昨年は「ジムビーム アップル」のCMで、“さゆりんご”こと松村沙友理さんと“ダブルさゆり”として共演し、話題になった。長きにわたって芸能界で生きてきた国生さんに、いまの芸能界はどう映るのだろうか?

「芸能界の末端で仕事している私が言うのもなんですが、いまは、より人間力が求められますよね。昔はまわりの人がベールをかけてくれていたから、見せたいところだけ見せられたんですけど、いまは、例えばインスタグラムに写真を1枚あげるだけでも、その人自身が出てしまうと思うんです。たとえそれが満点じゃなくても、その人に人間力がないと共感を得られないんじゃないでしょうか」

 SNSの普及で、芸能人がその姿を見せる機会は以前より圧倒的に増えている。

「自分のさらけ出し方が大事なんだと思います。さらけ出し方も、何十通りとパターンがありますし、どう自分を出すか考えなければならないし、フルオープンだから、大変だなぁと思います」

サントリー公式チャンネル (SUNTORY)@SuntoryGroup より