親友・榮倉奈々との関係性も“家族”へチェンジ
──古い友人も多いとのことですが、たびたびコメントなどでも登場する榮倉奈々さんもモデル時代からずっと仲良しなんですよね。
「そうですね。ただ家族みたいな感覚なので、小さなことでいちいち報告したりはしないです。10代のころは撮影が終わったら毎日のように遊びに行ったり、ご飯を食べたり、本当に小さなことでも共有し合っていましたが、いまはお互いに仕事も子育てもしていて、忙しいこともあって、毎日連絡は取らなくなりました。でもそれって家族も同じですよね。毎日連絡し合わなくても」
──榮倉さんとは、何が合ったのだと思いますか?
「ただウマが合うんだと思います。昔から変わらないところはお互い変わらないし、言葉がなくても、いまこういう状況なんだろうな、こういう心境なんだろうなと見ているだけで分かるんです。それが大きいかなと思います」
──子育てでのご自身のチェンジは、どんなところに感じますか?
「自分じゃない人間をひとり育てるわけですから。それってすごく責任が伴うことですよね。食べ物ひとつにもすごく気を使うようになったり、先の予定を立てるようになったり。
独身時代の私は、冷蔵庫にジュースしか入っていないときもありました。それが子どもの口に入れるもの、子どもの目に入れるもの、肌に触れるものといったことを考え始めて、ひとつひとつ選ばなきゃと思うようになって、調味料ひとつも気にするようになりました」
──それは大きなチェンジですね。
「ストイックに何かをやるというわけではないんですけど、でも子育てを経験することで、私自身の視野がすごく広がった気がしています」