二度目の転機はある日ふいに訪れた
ただ、ネタで評価を得るも、バラエティ番組に即進出とはならず。時を経て大きな転機を迎えたのは、あの“ものまね”からだった。
「なんといっても、ＩＫＫＯさんのものまねですよね。『キングオブコント』に出て、その後もテレビでネタはやらせてもらってたんですけど、あんまり跳ねきらないというか、そこまで広がっていかない感じだったんです。そこで、ＩＫＫＯさんのものまねをやるようになったら、認知度も一気に変わった感じがします」
そもそもＩＫＫＯさんのものまねをするようになったきっかけをうかがうと「最初は内輪ノリでやってただけなんです」と松尾さん。
「ＩＫＫＯさんが出てきて“どんだけ～”が流行語大賞（『新語・流行語大賞』ノミネート）になったのは０７年だと思うんですけど、それをたまたま同期と一緒にテレビで見ていて、何気なく“どんだけ～”ってやったら、“似てるじゃん”みたいな感じになって、じゃあ、ってことでライブのエンディングでやってみたら、けっこうウケたんですよね」
