友人のSNSの投稿でオークションの開催を知る
──そしてオーディションに参加することに。
「Twitter(現:X)を開いていたときに、友達が行列のできている風景の写真を投稿していて、“アミューズのオーディションを受ける”とツイートしていたんです。それを見て、“自分も受けたい!”と思い、挑戦しました。
北海道で芸能界のオーディションなんてすごく遠い世界の話だったので、それが札幌で開催されると知って、みんな受けていたんです。地元からオーディション会場だった札幌まで、友達と一緒にバスで1時間くらいかけて向かいました。ただ、途中で気が付いたんですけど、投稿が2時間前のもので……。“これ、もう絶対に間に合わないだろ”と思いながら(苦笑)」
──札幌の会場に着いたときは?
「もうガラガラで、オーディションフェスという旗も外されていて、スタッフさんたちが会場の片づけをしていました。もう無理だなと思いましたが、ダメ元で近くのスタッフさんにお願いしてみたんですけど、やっぱり“ダメダメ”と。“ああ、終わった”と思っていたところに、“いいよ、おいで”と、ひとりの男性が話しかけてくれて、受けさせてくれたんです」