「誠実に、ウソなく生きていたい」令和のシンデレラは、今日も凛(りん)と階段を駆け上がっていく
──そして、枝監督とも波長が合ったと。
「そうですね。本当にいいチームで主演を経験させていただいて。誰かの評価に依存していたら、強い自分でいようとしても、脆いんです。ひとりで立つ強さを手に入れつつ、このときの現場のように仲間を頼ったり、逆に助けてあげられるようなキャパシティを身に着けたいなと思っています」

いまはショートヘアで快活な印象があるが、昨年の2月にバッサリとカットするまでは、長くロングヘアにしていた。自分自身の見せ方も巧みな印象があるが、これからのビジョンについて聞くと、「いい子に思われたくない、というのはちょっとありますね」という意外な思いが返ってきた。
「悪い子に見られたいわけじゃないのですが(笑)、私は人から“笑顔がすてき”って言われることが多いので純粋で根っからのいい子のように思われがちです。でもそんなことは全くなくて、気分屋だし落ち込むこともあります。人から見られるイメージはコントロールできないですが、誠実に、ウソなく生きていたいですね」