磯村勇斗が現場にちょっとしたカフェスペースを
主人公・白鳥健治役の磯村さんも堀田さん関して、「健治の一番の良き理解者としてふと横を見ると幸田先生がいる──みたいな、それぐらいいつも見守って下さっているんです」と語っている。そして、「その優しさであったり見守り方というのが堀田さんにもそういう一面があるのではないかと思うんです」とも話す。実際に現場が和むのは堀田さんのパーソナルな部分がそのまま幸田先生に乗っかっているからなのかもしれない。
一方、堀田さんは磯村さんに関して──
「今回、磯村さんが現場にちょっとしたカフェスペースを作って下さったんです。カメラの前だとお芝居に集中していたりして、皆さんとなかなかコミュニケーションを取ることが出来ないのですが、そういうスペースがあると、ふとした時にキャストやスタッフの方とお話しが出来るので、よりチーム感が高まる気がしています。俳優としての立ち振る舞いだけでなく、座長として現場の空間作りをして下さる部分も素敵だなと思いました」

共演の生徒陣からも「いつも、穏やかに接して下さるので有難いです」、「傍に居て下さるだけで、とても安心感があって感謝しています」と賛辞の声が多い。
「そう言っていただけるのは本当に嬉しいです。でも、最初の頃は生徒役の皆さんのキラキラとした輝きやフレッシュさに圧倒されて、まるで借りてきた猫のように小さくなっていました(笑)。
私自身、すぐに役のスイッチが入るタイプではなく、じっくりとその場の空気を作っていきたいと思っているので、例えば生徒と向き合って話すシーンでは、その空間からはみ出さないように意識しています。これは、これまで出演した学園ドラマで座長や先生役の方々の姿を思い出しながら、自分なりに取り入れていることです。生徒役の皆さんのお芝居がとても魅力的で、妥協せずに常に進化をし続けて役を全うしている姿に、私も珠々という役をもっともっと深めていかなければと刺激をもらっています」
(つづく)
堀田真由(ほった・まゆ)
1998年4月2日、滋賀県生まれ。O型。2015年、WOWOW連続ドラマ『テミスの求刑』で俳優デビュー。2017年にNHK連続テレビ小説『わろてんか』で主人公の妹・りんを演じ注目され、その後の主な出演作はNHK『大奥』、TBS『アンチヒーロー』、NTV『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』、TBS『御上先生』、映画「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」など。
(作品情報)
ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』
毎週月曜日 夜10時~10時54分 カンテレ・フジテレビ系全国ネットで放映中
出演:磯村勇斗 堀田真由 平岩紙 市川美和子 淵上泰史 許豊凡(INI)・坂井真紀 尾美としのり ・木野花 光石研 稲垣吾郎
脚本:大森美香
(c)カンテレ
公式サイト: https://www.ktv.jp/bokuhoshi/