13年前に共演したペ・スビンさんとの交流がいまだに続いている
――結局、ケンカには一度もならなかったんですね。
「ならなかったです。韓国の方でいうと、たとえば2012年に『道〜白磁の人〜』という映画があって、僕と韓国のペ・スビンさんが主演でした。
――ドラマ『朱蒙 チュモン』『華麗なる遺産』『トンイ』などで日本でも人気の高い方ですね。
「彼とは、オフの日にふたりだけで釣りに行ったりしましたし、いまだに会うんです」
――いまだにですか? もう共演から10年以上経ってますよね。
「いまだにです。この間も、僕が1年務めた舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』を観に来てくれました。ドラマが忙しい時期だったのに、“吉沢くんの舞台を観に行きたい”と行って来てくれたんです」
――すごいですね。
「そうしたことも、少なからずニューヨークでの経験が生きているんじゃないかなと思います。スビンさんも、凝り固まった考えのないステキな方ですしね。来てくれたときは、一緒にご飯を食べに行きました」
そのエピソードだけでも、吉沢さんの人柄が伝わって来る。
よしざわ・ひさし
1978年8月30日生まれ。東京都出身。1998年にドラマ『青の時代』で俳優デビュー。『動物のお医者さん』でドラマ初主演を務めた。近年の主な出演作品は、ドラマ『夫婦が壊れるとき』『週末旅の極意〜夫婦ってそんな簡単じゃないもの〜』『泥濘の食卓』『放課後カルテ』、映画『桜色の風が咲く』『ネムルバカ』、大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』が放送中。2024年7月~2025年6月公演の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でハリー・ポッターを演じた。