月亭方正さんが挑む「人生のラスト勝負」

 そんな月亭方正が次に挑むのは『月一方正噺』。古典落語を中心に、月に一度、新宿末廣亭で落語会を開く。

「一つには東京で落語をやろうというのが大きかったですね。人生のラスト勝負。20歳で東京に出てきて、勝負ですよ。テレビの勝負。テレビのおかげで知ってもらえるようになって、東野幸治さんのおかげで落語と出合って。師匠のおかげで落語をできるようになって、57歳。今年で落語を始めて17年ですけど、もうバリバリできるとしても何年か。ラストでしょ。やらなあかんな、と。

この末廣亭には、フラットな気持ちで来ていただきたいですね。おそらく観たことのない方は、“方正、何すんねやろ”、“できんのかいな”と思ってると思うんですけど、それでいいと思います。ただやっぱり毎月末廣亭でやらせてもらうというのも、会社のおかげですし、周りの方が力を尽くしてくれたこと。あと、ゲストに、NON STYLEやちょんまげラーメンも来てくれる。中川家もミキもお声掛けさせてもらってぜひぜひって言っていただいてる。本当に感謝ですよね。その思いは持ちながら挑んでいきたいと思ってます」

月亭方正 撮影/三浦龍司