25年前のアイドルデビューからニューヨーク留学、舞台への挑戦……ソニンは今、日本屈指のミュージカル俳優としても知られている。海を渡り、挑戦を繰り返し、どんな大チャレンジも乗り越えてきたソニンのTHE CHANGEとは――。【第1回/全5回】

ソニン 撮影/松島豊

 2025年12月に、デビュー25周年を記念したライブ『
Sonim's 25th Anniversary Concert "Beautiful Mission"』の開催を予定しているソニン。

 ソニンというアーティストのイメージは、世代によって違うかもしれない。芸能界デビューは2000年、アイドルユニット「EE JUMP」のメンバーとして。その後、ソロでの活動を経て、20代なかばからは舞台や映像での俳優活動を加速させてきた。確かな歌唱力と爽やかな笑顔は、昔も今も変わらない。

 そんな25年のキャリアを記念して、12月13日に記念ライブ『Beautiful Mission』を開催する。そのタイトルに込めた想い、そして自身で構成・演出まで手がけるという“新たな挑戦”について、創造の真っただ中にいる彼女が明るく、そして熱く語った。

――タイトル『Beautiful Mission』には、どんなコンセプトが込められているのでしょうか。

「私の25年間の経験は、すべて“ミッション”を達成させるための日々だった、という軌跡を、ライブでお伝えしたいと思っています。お芝居と歌の融合で物語を描いていきたくて、今はプロットが完成して、それに肉づけしている段階ですね。まだ仕上がっていないので、台本と格闘しているところです(笑)」