ステージと客席が仕切られていない空間「一緒に物語の一部になってほしいと思っています」

――ライブと歌の融合、というと、どんなショーをイメージしていますか?

「頭から最後までストーリーというよりは、ライブの流れの中でお芝居の時間が生まれて、しかも、それがショーにつながっていくようなイメージですね。新しい表現になるんじゃないかなと思っています」

――ソロライブの中でのお芝居となると、たとえば一人芝居のような感じで?

「まさにそうです。バンドの方に参加してもらったり、ステージと客席が仕切られていない空間なので、客席も使う予定です。お客さんを巻き込んだり、一緒に物語の一部になってほしいと思っていますし、もしかしたら……絡まれるかもしれないです(笑)。覚悟して来てくださいね」

ソニン 撮影/松島豊

――そして今回の選曲には、どんな思いが込められていますか。

「今まで私が歌ってきた楽曲だけで作ろうと決めました。ベースは今まで私が歩んできた軌跡を見せたいので、自分のオリジナル曲も、これまで出演してきたミュージカルの曲も歌います。すべて自分が関わってきたものにしぼって、25年間をちゃんと見せたいと思います」

 今回、ソニンは作詞を手がけた新曲2曲も初めてパフォーマンスする。「今の私って何が伝えたいんだろう」と考えたときに、2つの感情が芽生えたという。