若手と同じ“妻”として共演「体力的な壁も大きかったですし、衝撃の連続でしたね」

――ということは、何かご自身で克服する術、秘訣などを考えられたのでしょうか。

「10年たって、いい具合に力を抜く方法も覚えたし、メンタル面のメンテナンスも上手くなったんだと思います。一度、経験しているから構えられるし、身体を壊さないでおこうって、食べ物に気をつけたり、寝られるときに寝たり、自分で備えることができます。一度失敗したことでも、もう一回やれば絶対に前よりうまくいくって思います」

 特に、16世紀の英国王ヘンリー8世の6人の妻を主人公にしたポップなミュージカル『SIX』では、ウエストエンドの人気ミュージカルの日本初演キャストを担い、11月には英ロンドンでの日本版上演にも出演する。ソニンは王の最初の妻キャサリン・オブ・アラゴンを演じたが、大きな刺激を得た。

「お姉さん役とかお母さん役ではなく、同じヘンリー8世の妻たちとしてやりました。若い子たちと対等な役柄を演じるというのは、大きな挑戦でした。体力的な壁も大きかったですし、衝撃の連続でしたね」