皆さんは『おいしい給食』というドラマをご存じでしょうか? 市原隼人演じる給食を愛する中学教師・甘利田幸男と男子生徒の静かな給食バトルを描いた異色作で、いわゆる地方局でしか放送していないのにもかかわらず、映画化! さらに、映画もシリーズ化しているんです! そんな人気作に主役以外で全作登場する唯一の人物が、いとうまい子さん。作品、そして、彼女の根強い人気の秘密に迫ってみました!【第2回/全2回】
「アイドルになりたかったんじゃないですよ」と最初から俳優志望だったことを明かすいとうさん。
ーー82年に『命見つめて』(CBC)で俳優デビューしてから、多くの作品に出演しています。自身で印象的な作品は?
「やっぱり『不良少女とよばれて』(TBS系、84年)じゃないですかね」
ーーいとうさん演じた不良少女、曽我笙子の更生を描いた物語でした。
「アイドルの私を好きだった人が、『不良~』が放送されたら、みんな、サ~ッていなくなって(笑)。でも、私にとっては、アイドルから抜け出すきっかけになった大切な作品だったって思っています」
ーーデビューして5年ほどで、最初の事務所を辞めましたね。