「いま、戦うって言葉の重みがだんだん変わってきている」
そして、華やかなファッション以外にも古川さんが心を寄せていたのが、作中で描写が多く割かれる「戦う」ということについてだ。
「ファッションとかそういうものも楽しいですし、あとはやっぱり物語のテーマとして、綾瀬さん演じる百合が“なぜ戦うの?”っておっしゃってると思うんですけど、なぜ戦うかっていうのは今の時代ってすごく現実味を帯びているテーマな気がしていて。
いま、戦うっていう言葉の重みがだんだん変わってきているように思うので、そういった意味でもいろんなことを考えられる、ストーリーとして楽しめるものになっているんじゃないかな、と思います」
『リボルバー・リリー』を通して「戦う」という言葉の重みの「CHANGE」について感じ取った古川さん。今後も、スクリーンやテレビ、舞台で彼女が表現することを楽しみたい。
■古川琴音(ふるかわ・ことね)
1996年11月生。神奈川県出身。20年の連続テレビ小説『エール』で窪田正孝演じる主人公夫妻の娘役での確かな存在感で注目を集める。22年にはNHKドラマ『アイドル』で特技のダンスを存分に活かして主演。主な出演作に、23年のNHK『犬神家の一族』野々宮珠代役、大河ドラマ『どうする家康』の千代役など。最新の出演作は、23年8月11日公開の綾瀬はるか主演の映画『リボルバー・リリー』。
■映画『リボルバー・リリー』
綾瀬はるか 長谷川博己
羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)/シシド・カフカ 古川琴音 清水尋也/ジェシー(SixTONES)ほか
8月11日より全国公開
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