樹木希林さん、鈴木清順さんと共演「ご一緒しているというだけで、なんだか不思議で、うれしい時間でしたね」

「『君の名は』の撮影は、最後の3か月がオリジナルストーリーで、東京の長屋の話だったんです。その長屋の大家さんが樹木希林さんで、そこの近くのお坊さんが鈴木清順さん。私としては映画が好きだから鈴木清順さんとご一緒しているというだけで、なんだか不思議で、うれしい時間でしたね。
 自分のなかで、お仕事のことを少しずつつかみかけていたころだったので、このタイミングで希林さんとご一緒できて良かったです。希林さんから聞いたいろいろなお話を理解できたように思います。その後も希林さんとはドラマや映画でご一緒して、本当にたくさん学ばせていただきました」

 その後も『セカンドバージン』(NHK)、『グランメゾン東京』(TBS系)など、数多くの名作を届け続けている鈴木さん。続けてこられた原動力はなんなのだろうか。

「私は本当に仕事が好きなんです、だから、ちょっと時間があるといまでも映画館に行くことが多いし、海外に行ったときも、ここでしか見られないという映画を見に行ってみたり。本当に映画が、お仕事が、好きなんですよね。だから原動力というよりは、好きで楽しいことが仕事になった、という感じなんです。とてもシンプルで大したことは言えないのですけれど、やっぱり“好き”が最大の原動力かな、って思いますね」

(つづく)

鈴木京香(すずき・きょうか)
1968年5月31日生まれ。宮城県出身。東北学院大学在学中の1989年に映画『愛と平成の色男』で俳優デビュー。1991年のNHK連続テレビ小説『君の名は』でヒロイン・氏家真知子を演じ注目を集める。以降、映画『39 刑法第三十九条』(1999)、『ラヂオの時間』(1997)、『血と骨』(2004)などに出演。ドラマでは『セカンドバージン』(NHK)、『夜行観覧車』(TBS系)、『グランメゾン東京』(TBS系)など幅広い役を演じてきた。第69回毎日映画コンクールでは田中絹代賞を受賞。確かな演技力と存在感で、長年にわたり日本の映像界を代表する女優として活躍している。

◼︎作品情報
映画『栄光のバックホーム』
2025年11月28日(金)公開
キャスト:松谷鷹也 鈴木京香
高橋克典 前田拳太郎 伊原六花 山崎紘菜 草川拓弥
製作総指揮:見城 徹 依田 巽
原作 : 「奇跡のバックホーム」横田慎太郎(幻冬舎文庫)
      「栄光のバックホーム」中井由梨子(幻冬舎文庫)
脚本:中井由梨子
企画/監督/プロデュース:秋山 純
主題歌:「栄光の架橋」ゆず(SENHA)
配給:ギャガ
制作:ジュン・秋山クリエイティブ
公式サイト:https://gaga.ne.jp/eikounobackhome/
©「栄光のバックホーム」製作委員会

©2025「栄光のバックホーム」製作委員会