10歳のときに出演したバラエティ番組『あっぱれさんま大先生』(フジテレビ系)で芸能界デビューし、いまや個性派俳優として数々の作品で存在感を発揮する加藤諒さん。三池崇史が監督し、現在放送中のドラマ『仮面の忍者 赤影』(テレビ朝日系)では、白影役を好演している。誰もが目を見張るキレッキレのダンスパフォーマンスも魅力のひとつの加藤さんにとって、「THE CHANGE」の瞬間とは?【第2回/全3回】
個性派俳優として活躍する加藤さんは、現在放送中の時代劇ドラマ『仮面の忍者 赤影』に白影役で出演中だ。そんな彼が俳優を目指すきっかけとなったのは──。
「母がダンス好きで2人の姉もその影響でダンスをやっていたんです。長女がクラッシックバレエで次女はジャズダンス。その送り迎えについて行くと、レッスンの最後のほうだけ見学できたんですよ。それを見て、家に帰って見よう見まねで踊っていたら、母から“ダンスやってみる?”って聞かれたんです。ちょうど親戚の人が始めたミュージカル・スタジオがあって、そこなら男の子も何人かいるというので、僕も入れてもらいました」
こうしてダンスを始めたのだが、小学3年生の頃に目指したのは吉本新喜劇だった。