「すごく励まされた」「子どもに対しても手加減ない」お笑い怪獣・明石家さんまの言葉

「僕、静岡出身なんですけど、テレビなどで吉本新喜劇に触れる機会があったんです。新喜劇が絡んでいた『超コメディ60!』というコメディ番組が静岡でも放送されていて、そのときにハマっちゃったんです。山田花子さんの“カモ~ン”とか藤井隆さんの“ホットホット!”とかをスタジオで真似したりしてました。そのときは “将来は絶対、新喜劇に入りたい”って気持ちではいたんですけど……」

 その後、10歳のときに『あっぱれさんま大先生』(フジテレビ系)に出演する。先生に扮した明石家さんまと子ども(生徒)たちとのトークをメインにしたバラエティ番組だ。これが芸能界デビューとなり、人生における転機にもなった。当時10歳だった加藤少年に、さんま先生はどのような影響を与えたのだろうか。

「僕の、このキャラクターも“変えなくていいんだよ”って教えてくださって、すごく励まされたことがありました。ただ、子どもたちに対しても手加減ない、みたいなところはあったと思います(笑)。“今日、このコ調子いいな”って思ったら、目線でそのコに話を振るようにしたり……ということはありました」

 最初に番組のオーディションを受けたときは「何を言ったかは覚えていないんですけど、そのときは落ちちゃったんです」と不合格だったことを明かすが、「子どもたちが入れ替わる時期があって、そのタイミングで呼んでいただいた」と話し、その後はレギュラー出演するようになった。