10歳のときに出演したバラエティ番組『あっぱれさんま大先生』(フジテレビ系)で芸能界デビューし、いまや個性派俳優として数々の作品で存在感を発揮する加藤諒さん。三池崇史が監督し、現在放送中のドラマ『仮面の忍者 赤影』(テレビ朝日系)では、白影役を好演している。誰もが目を見張るキレッキレのダンスパフォーマンスも魅力のひとつの加藤さんにとって、「THE CHANGE」の瞬間とは?【第3回/全3回】

加藤諒 撮影/三浦龍司

 個性派俳優として、さまざまなジャンルの作品で活躍する加藤諒さん。巨匠・三池崇史が監督し、現在放送中のドラマ『仮面の忍者 赤影』(テレビ朝日系)では、赤影役の佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS) 、青影役の木村慧人(FANTASTICS)とともに三影の一人、白影役として出演し、赤影たちの窮地を救う先輩忍者を好演している。

 加藤さんと言えば、『飛んで埼玉』(2019年)、『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』(2023年)と魔夜峰央氏原作の映画に続けて出演し、存在感を見せつけてきた。魔夜氏と加藤さんといえば、『パタリロ!』を抜きにしては語れない。

「『NARUTO』の舞台(2015年)をやっているときに、舞台の制作会社の社長さんから僕が主演で進んでいる話があるから、ちょっと待っててと言われて、ビックリしたんです。でも、実際のところ実現なんて難しいでしょって思っていたら、その翌年に本当に実現しちゃったんです。それが『パタリロ!』でした」