進学、就職…息子の進路は?「どうなることやら (笑)」

「そうかもしれないですね。高校卒業、大学、その先とありますから、どうなることやら (笑)。普通の日常がまた、芸事にとっても大切だと思うんです。見ている視聴者の方もそういう日常を感じているわけですから。
 命の大切さ……なんでもないような平穏無事な幸せな毎日の大事さ。周りの人への感謝、そこを子育てとともに再に深く教わった気がします。
 子供ができてからいろいろなことを改めて感じることができました。それが基本となって、一つの役を創るとき、その基本部分をもとに、取捨選択で作っていくことができる。そう考えると、僕の一番大きな『CHANGE』はそこだったかなと思いますね。
 でも結局、人生『CHANGE』の連続です。その都度いろんな発想ができて、変わることができる毎日が面白い」

 外からのイメージにはめられることなく変化してきたからこその今、と捉えている。

「自分の役割という“外枠”みたいなものがあって、そこに自分がハマろうとする、他人のイメージ通りに自分がなろうとしていると、どんどん枠の中で固まってしまう。きっとそれも自分なんだろうけど、でもそれだけじゃない、いつだって変われるんだというのは忘れずに。いつでも『CHANGE』の可能性があるんだ、というのはこれからも持ち続けたいですね」

高橋克典 撮影/河村正和

高橋克典 (たかはし・かつのり)
1964年12月15日生まれ。神奈川県出身。1993年に歌手デビュー後、俳優として本格的に活動を開始し数多くの作品に出演。代表作には、主演を務めた『サラリーマン金太郎』シリーズ(TBS系)や『特命係長 只野仁』シリーズ(テレビ朝日系)のほか、NHK大河ドラマ麒麟がくる』や連続テレビ小説舞いあがれ!』などがある。出演待機作に映画『栄光のバックホーム』(11月28日公開)が控える。

◼︎作品情報
舞台『忠臣蔵』
2025年12月12日(金)~28日(日)
会場:明治座
出演:上川隆也 藤原紀香 立石俊樹 藤岡真威人 崎山つばさ 岐洲匠 石川凌雅 近藤頌利 藤林泰也 唐木俊輔 財木琢磨 松田賢二 徳重聡 珠城りょう 高橋克典
演出:堤幸彦
脚本:鈴木哲也
企画・製作. 日本テレビ. 主催. 日本テレビ
公式サイト: https://chushingura-ntv.jp/