生きていくのが大変だからこそ「ちょっとでも良いことがあったときに、心から“ハッピーだ”って思える」

「誰もが、家のことや仕事、人づきあいなど、大変なことって、たくさんあると思うんです。“毎日が大変だから、いつでもハッピーなんてありえない”というのが、私の考え方。それにね、毎日が幸せなことばっかりだったら、それが当たり前だからハッピーだと思えなくなるというか。生きていくのが大変だからこそ、ちょっとでも良いことがあったときに、心から“最高だな!”とか“ハッピーだ”って思えるんじゃないかなって」

 ちょっとした良いことをちゃんと感じ取り、それを心から喜べる。このマインドこそがAIさんを“ハッピーな人に思わせ”、幸せオーラで包まれているように感じさせるのかもしれない。そして、この思いは子どもたちにも受け継がれているようだ。

「子どもたちが、我を忘れて走り回っていたら、どこかにぶつかってけがをしたり、転んだりしますよね。好きなものを勢いに任せて食べ過ぎると、後からゲーゲー吐いたりもする(笑)。そんなとき、言うんですよ、“ほら、だからマミーがさっき言ったでしょ?”って。
 浮かれ過ぎていると、必ず後からしっぺ返しみたいなことが起こる。そう思うから、パートナーにも子どもたちにも、“調子に乗りすぎたらダメだよ”って言うんです。皆さんもきっと、知らず知らずのうちに、そうやって自分の中のバランスを取っていらっしゃるんじゃないかなって思いますね」