楽曲の制作はスタジオ「昔は、好きなカフェやファミレスでお茶したり、ごはんを食べながら歌詞を書いたりも」

 多忙なワーキングママとして、精力的に活動するAIさん。2025年は、アーティストデビュー25周年のアニバーサリーを迎え、ますます活躍の場が広がっている。

 同年2月に、ベストアルバム『25th THE BEST - ALIVE』をリリースしたほか、初の書籍となるメッセージブック『ひとりじゃないから』(幻冬舎)を刊行。忙しい毎日の中で、どのようにしてクリエイティブな時間を捻出しているのだろうか。

「楽曲の制作に関しては、レコーディングスタジオなどを借りてもらって、その時間の中で歌詞を書き切るようにしています。昔は、家に居ながらに気が向くままに歌詞を書いたり、好きなカフェやファミリーレストランなんかでお茶したり、ごはんを食べながら歌詞を書いたりもしていましたが、そうした時間的な余裕は(子育てで)なくなりましたね。
 このスタジオにいる間で完結させるんだという気持ちに切り替えたことで、すごく集中して取り組めるようになった気がします。スタジオにずっとこもっていると、“あんまり夜遅くまではいたくないな”とか、“家に帰って子どもたちと一緒にごはんを食べたい”って気持ちになりますから、以前よりも効率が良くなったのかもしれません」

 もはや、母親も働くのが当たり前の時代で、ワーキングママの中には、週末や夜遅くまで働くなど、多様な働き方も広がっている。AIさんは、そうした働きながら子育てをする人たちに、自分の生き方を通して共感やヒントをたくさんくれているのだと感じた。