導いてくれた先輩たち「みなさんアメとムチがうまくて、いつも助けられていました」

 まるで、ずっと見守っていたようなタイミングで連絡をくれた上西さんに、本郷さんは「もう1回、公演に出たいです」と吐露した。

 上西さんは頼もしかった。「じゃあ、マネージャーさんに言おう。私ついていくから」と導いてくれたという。本郷さんは「上西さんは本当に優しいんです」と、実感を込めて言う。

――先輩のみなさん、優しかったんですね。

「はい! すっごく! みなさんアメとムチがうまくて、いつも助けられていました」

――公演に出られる自信がついたのはいつ頃ですか?

「それが……1月の誕生日を迎える直前くらいでした。だから“出られる”となった公演が生誕祭になっちゃったんですよ(笑)」

――それは通常の公演よりもプレッシャーがすごかったのでは……!

「はい(笑)。めちゃくちゃプレッシャーがありましたが、上西さんが助けてくださったおかげで出られたので、感謝してもしきれないくらいです」

――ほかにも、先輩に相談することはありましたか?

「木下百花さんには、すごくいろいろ聞いていただきました。実は、選抜に入れずにすごく悩んでいた時期があって、グループを卒業しようかと考えていたんです」