「直前まで相手役の俳優さんと楽しくおしゃべりしていても、一気に入り込みます」ターニングポイントは?
「裸でポーズをとり続けることで、だんだん女としての自信をつけていったんでしょうね。今もう一回、あの演技をやれと言われても無理だと思います」
ーー濡れ場のときは、役に入り込んでいるんですね。
「もちろんです。直前まで相手役の俳優さんと楽しくおしゃべりしていても、いざ濡れ場になったとたん、一気に入り込みます」
ーー名作『冷たい熱帯魚』では、でんでんさんにビンタされながら犯されて次第に感じてしまう人妻という、難しい役でしたね。
「ええ。でんでんさんはものすごい俳優さんで、絶対的に信頼しているので、私はすべて身を委ねる気持ちで挑みました」
ーー濡れ場の裏話を聞けて良かったです。ちなみに、女優としてのターニングポイントといえば、やはり『冷たい熱帯魚』ですか?
「もちろん、『冷たい熱帯魚』のおかげで女優として、ひと皮もふた皮も剥けたのですが……自分の中でターニングポイントと思うのは、やっぱり初めて脱いだ『童貞放浪記』ですね。映画だけでなく、モノを作るのって楽しいと思えた作品でもあるんです」
ーーなるほど。濡れ場も大胆にやってのける神楽坂さんのお話を聞いていると、ものづくりへの強いこだわりを感じます。
「きっと私は、自分が一番になりたいわけじゃないんです。主演がいいとも思っていないし、女優でなくても構わないんです。ただ、ものづくりの現場に携わっていたいんですよね。作品の一部になりたいと思っているんです」
ーー“風景の中に私がいる”と言っていた今回の写真集は、まさに神楽坂さんの理想なんですね。
「はい! ぜひ多くの人に見てもらいたいです」
神楽坂恵(かぐらざか・めぐみ)
1981年9月28日生まれ、岡山県出身。T158-B95W60H90。
2004年にグラビアアイドルとしてデビュー。2007年にグラビアアイドルを引退し、女優としての活動を開始。数々のドラマ、映画にも出演し、ヒロインを演じた『童貞放浪記』で初めて銀幕ヌードに。以後、『冷たい熱帯魚』(2010年)、『恋の罪』(2011年)の2作の演技が評価され、「第33回ヨコハマ映画祭」「おおさかシネマフェスティバル2012」の両映画祭で助演女優賞を受賞。女優として高い評価を受けている。