アニメオタクとして望んだ初声優、芝居とは全く違った“声の演技”

──別のインタビューでは「俳優という仕事を大切に続けていきたい」と答えていましたが、そう思えるようになった作品はあるのでしょうか?

「初めて主演という形で携わらせてもらった『かがみの孤城』というアニメーション映画だと思います」

『かがみの孤城』(22)は、いじめで不登校になった中学1年生・安西こころが、鏡を通じて不思議な世界に導かれ、同じような悩みを抱える仲間たちと出会い、友情と成長を育む物語。當真さんが演じたのは主人公のこころ役だ。

「アニメがすごく好きなので、最初は『声のお仕事ってどんな感じなんだろう!』ってワクワクした気持ちもあったんですけど、それ以上に、初体験のアフレコがそれまでの演技とは全く違い過ぎて。
 数秒とか時間が決まっている中でセリフを言い切らなければいけないという、新たにぶつかる課題がものすごく難しくはありました。でも、完成した作品を見てくださった方のコメントを見て、『こういう作品が誰かの何かを始めるきっかけや、一歩進む勇気をくれるモノになっていくんだ』と感じた時に、このお仕事をもっと続けて、自分ができることをやりたいし、楽しいと思えるから続けていきたいと感じさせてくれましたね」

 今をときめく売れっ子俳優だが、マインドが変わったきっかけはアニメにあった。

(つづく)

■作品情報
映画『人はなぜラブレターを書くのか』
綾瀬はるか 當真あみ 細田佳央太 / 妻夫木聡 音尾琢真 富田望生 西川愛莉 / 菅田将暉 笠原秀幸 津田寛治 原日出子 佐藤浩市 
監督・脚本・編集:石井裕也
企画・プロデューサー:北島直明
プロデューサー:菊地美世志 宮崎慎也
4月17日㈮より全国公開
配給:東宝
Ⓒ2026映画「人はなぜラブレターを書くのか」製作委員会